あまり聞き慣れないと思いますが、私たちが担当している業務は臨床検査といいます。
患者さんから採取した血液・尿・便等の検査を行う検体検査部門と、患者さんの身体から直接情報を得る心電図・肺機能・超音波検査等の生理機能検査部門とに分かれております。この様に色々な場面で皆さんと関わっている部門になります。少しでも安心して検査を受けて頂ける様に職員一同努力して参りますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
受付開始は7時45分からです。臨床検査技師と採血・採尿受付機2台が受付対応致します。
*医師から依頼された検査内容がコンピュータから自動的に採血・採尿受付機に送られ、採血管・採尿カップが準備されて出てきます。
採血開始は7時50分からです。臨床検査技師4名で採血を行います。
*受付順に採血を行っていますが、採血担当技師数・採血ブース数に限りがあり多少の待ち時間が発生しております。皆さんにはご迷惑をおかけしておりますが、他部署とも連携して待ち時間の短縮に勤めております。
皆さんから採取した検体(血液・尿など)は中央検査室に運ばれ、検体の受付、検査前の処理を行った後、各検査機器で測定され医師の元に報告されます。
超音波は人の耳には聞こえない高い周波数の音波で一定方向に強く放射され直進性が高いという性質があります。これを利用して腹部・心臓に超音波を発信し、そこから返ってくる反射波(エコー)を受信しコンピュータ処理で画像化して診断する検査です。
映し出される画像はリアルタイムで動いている状態をそのまま確認できる為、臓器の形だけでなく働きも確認できます。
心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返す時、微弱な活動電流が発生します。この変化を波形として記録しその乱れから病気の兆候を読み取ろうとするのが心電図検査です。実際には両手首・両足首(4ヵ所、四肢誘導)胸に6か所(胸部誘導)に電極を取り付け心臓の拍動に伴って起こる微細な電位変動を記録していきます。体を流れる電流を器械に導くだけで器械から電流を流すわけではないので苦痛は全くありません。
肺機能検査とは、肺の容積や空気を出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です。スパイロメーターという計測器械を用い、以下の様な項目について調べます。
音は空気の振動で、音波として外耳道に入って鼓膜を振動させ、耳小骨から内耳に伝えられます。さらに内耳では前庭や三半規管と呼ばれる器官から神経により脳に伝えられます。聴力検査では外耳から耳小骨までの間に原因がある伝音難聴や、内耳から脳までの間に原因がある感音難聴の有無を調べる検査です。