診療科・部門

臨床検査科

業務内容と特徴

あまり聞き慣れないと思いますが、私たちが担当している業務は臨床検査といいます。
患者さんから採取した血液・尿・便等の検査を行う検体検査部門と、患者さんの身体から直接情報を得る心電図・肺機能・超音波検査等の生理機能検査部門とに分かれております。この様に色々な場面で皆さんと関わっている部門になります。少しでも安心して検査を受けて頂ける様に職員一同努力して参りますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

採血

受付開始は7時45分からです。臨床検査技師と採血・採尿受付機2台が受付対応致します。

*医師から依頼された検査内容がコンピュータから自動的に採血・採尿受付機に送られ、採血管・採尿カップが準備されて出てきます。

採血開始は7時50分からです。臨床検査技師4名で採血を行います。

*受付順に採血を行っていますが、採血担当技師数・採血ブース数に限りがあり多少の待ち時間が発生しております。皆さんにはご迷惑をおかけしておりますが、他部署とも連携して待ち時間の短縮に勤めております。

スムーズな採血のために
  1. ご自分の(採血受付)番号が近くなりましたら、上着を脱いでお待ちください。
  2. ご自分の(採血受付)番号が表示されましたら、番号札を採血担当スタッフにお出しください。この時患者取り違え防止の為、患者さん(又は付き添いの方)にお名前をフルネームで仰って頂いております。ご理解・ご協力のほどお願いいたします。
  3. 採血中はなるべく手を握ったままにしておいてください。途中で手を開くと血流が弱くなり採血が止まってしまったり、採血針が血管から外れてしまうことがあります。ただし、手を握っているのがつらい場合は遠慮なく仰ってください。対応させて頂きます。
  4. 採血後は血が止まるまで(おおよそ5分)脱脂綿の上から押さえてください。袖口がきつい場合は袖を下ろして服の上から押さえてください。手荷物などは採血した腕で持たない方が良いでしょう。血液のついた脱脂綿は専用廃棄箱に捨ててください。
採血

検体検査

皆さんから採取した検体(血液・尿など)は中央検査室に運ばれ、検体の受付、検査前の処理を行った後、各検査機器で測定され医師の元に報告されます。

検体検査

生理機能検査

超音波検査

超音波は人の耳には聞こえない高い周波数の音波で一定方向に強く放射され直進性が高いという性質があります。これを利用して腹部・心臓に超音波を発信し、そこから返ってくる反射波(エコー)を受信しコンピュータ処理で画像化して診断する検査です。
映し出される画像はリアルタイムで動いている状態をそのまま確認できる為、臓器の形だけでなく働きも確認できます。

超音波検査
心電図検査

心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返す時、微弱な活動電流が発生します。この変化を波形として記録しその乱れから病気の兆候を読み取ろうとするのが心電図検査です。実際には両手首・両足首(4ヵ所、四肢誘導)胸に6か所(胸部誘導)に電極を取り付け心臓の拍動に伴って起こる微細な電位変動を記録していきます。体を流れる電流を器械に導くだけで器械から電流を流すわけではないので苦痛は全くありません。

心電図検査
肺機能検査

肺機能検査とは、肺の容積や空気を出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です。スパイロメーターという計測器械を用い、以下の様な項目について調べます。

肺機能検査
肺活量
空気を胸いっぱいに吸い込んで、それを全て吐き出した時に、どれだけ多くの空気を吐き出したかを調べます。
%肺活量
年齢や性別から算出された予測肺活量(基準値)に対する実測肺活量の比率を調べます。
努力性肺活量
胸いっぱいに空気を吸い込み、一気に吐き出した空気の量を調べます。
一秒量
努力製肺活量のうちの最初の一秒間に吐き出された空気の量を調べます。
一秒率
努力製肺活量に対する一秒量の比率を調べます。
残器量
息を吐ききった後になお肺内に残っている空気の量を調べます。
聴力検査

音は空気の振動で、音波として外耳道に入って鼓膜を振動させ、耳小骨から内耳に伝えられます。さらに内耳では前庭や三半規管と呼ばれる器官から神経により脳に伝えられます。聴力検査では外耳から耳小骨までの間に原因がある伝音難聴や、内耳から脳までの間に原因がある感音難聴の有無を調べる検査です。

聴力検査
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